成約事例

お客様の声 Vol.03

【管工事】リーマンショックから立ち直りに苦悩されていた2代目社長がグループインで新たな一歩を踏み出す

2代目として建設業を承継された中村様。採用難、資金繰りの厳しさなどを乗り越えて運営をされていました。次のチャレンジを心待ちにされている中村様にM&Aについてお話を伺いました。

インタビュアー

ブティックス株式会社 鞠子

【鞠子】会社を2代目として引き継がれたかと思うのですが、建設事業を始められたきっかけは何だったのでしょうか。

【中村社長】父がもともと事業を行っていて、高校生からずっと現場でアルバイトさせられていたんです。当時は大嫌いで、卒業後も別の会社に就職していました。 しかし父も高齢になり、そろそろ潮時かなと思い会社を継ぐ決意をしました。確か33歳の時ですね。

【鞠子】会社の経営時に抱えていた課題だったり悩みはどんなものだったのでしょうか。

【中村社長】まずは何といっても人の確保ですね。職人さんが確保できず、採用しても定着率が悪い。また、従業員の高齢化により、怪我や病気でまともに働ける人がいなくなってしまいました。外注さんに頼むこともできますが、高いので利益が出ないんですよね。

【鞠子】そうですよね。資金繰りなどはどうでしたか。

【中村社長】大変でしたね。父はもともとある程度資金を貯めて会社を開いていますが、私自身は資産が無かったものですから。会社が上げた利益も、父がすべて退職金で持って行ってしまいました。 株を買ったりなども多少はありましたが、リーマンショックで資産をすべて手放してから、まったく浮かび上がることができなくなりました。

【鞠子】いろいろな時代背景はあったかと思いますが、譲渡を決意されたきっかけというのは何だったのでしょうか。

【中村社長】最初に連絡をいただいたときは、自分の会社に価値があるなんて思っていなかったものですから、ダメもとで、というのが正直なところでした。しかし何社かご紹介いただいて、もしかしたら可能性があるのかなと。 ご縁だったり、タイミングが良かったのかなと思います。

【鞠子】実際に譲渡されるにあたって、不安や葛藤などはありましたか。

【中村社長】会社としては残ったので良かったんですが、父が残してくれた会社がどうなるのかっていう気持ちはありましたね。しかし、どちらかというと新しいことにチャレンジできる可能性が見えてきてワクワクしましたね。

【鞠子】不安よりはワクワク感のほうが大きかったのですね。お相手の経営者さんとご面談されてから、大変なことなどはありましたか。

【中村社長】特になかったですね。先方の担当の方が言われていたように、中村さんはこれから携帯電話がスマホになるんでそれの使い方を覚えるのが一番大変だよって、それぐらいですかね(笑)

【鞠子】お相手かなり豪快で、一度決めたことはバシバシ進めていける方だったので、そういう意味では不安は少なかったかもしれませんね。今後のビジョンについてはいかがでしょうか。

【中村社長】まだ具体的には動き出していませんが、建設業という括りの中で、今あるお客さんを活かしながら新しい分野へチャレンジしたいと考えています。

【鞠子】譲渡後のプライベート面での過ごし方は何か変わりましたか。

【中村社長】今までは会社の将来に対する不安があり、自分の身体のことなんてどうでもいいやと思っていましたが、少し前から体育館に通い始めました。会社をクビにならないように健康にならないとなと思うんですよね。人の確保だったり、資金繰りの問題だったり、そういったものを考えなくてよくなったのはありがたいですね。

【鞠子】これから譲渡を検討されている方にメッセージをお願いいたします。

【中村社長】いろいろな悩みを抱えている経営者の方がいらっしゃると思いますが、悩んでる時間があるなら一歩前に踏み出したらどうかなっていうのが、率直なところですね。こういう形で解決できることもあるんだっていうのは、自分自身びっくりしているので。

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